外国人から見た日本って、
どんな感じか気になりますよね。
「そんな風に感じているんだ」と知る事の出来る
映画を観ましたのでご紹介します。

映画『アースクエイクバード』

2019年リドリー・スコット(『エイリアン』’79
『ブラックレイン』’89、『グラディエーター』
2000,『オデッセイ』2015 他)製作総指揮の基
アメリカで制作されたサスペンス映画
『アースクエイクバード』です。
2001年 英国推理作家協会賞の最優秀新人賞に
輝いた、日本在住経験のある作家
スザンナ・ジョーンズさん原作の同名小説を
映画化。舞台は、日本で東京と新潟県の佐渡島
で撮影されました。

【内容】
1980年代の東京で、日本人写真家と恋に落ちた
外国人女性。だが、やがて彼女は三角関係に
心乱され、行方不明だった友人殺しの容疑まで
かけられる。

(1時間46分)

監督&脚本:Wash Westmoreland
出演:Alicia Vikander、小林直己、
Riley Keough、他
音楽:Atticus RossAtticus Ross、
Leopold Ross、Claudia Sarne

【Myチェックポイント】
映像:光の感じは普段見慣れている蛍光灯色の
強い明るくクッきりしている。凝ったショットが
多々ありアート的な印象を受ける。
また、要所要所に日本ならではの美しい風景が出
てきて、日本らしさの再発見すらあった。
脚本:大げさな転回はなく、全体的に淡々と
しているが、後半にアッと思わされる仕掛けが
ある。
音楽:環境音楽とポストロックのミックス。
圧巻だったのは、電子音のリズムが和太鼓を中心
とした祭りの音と同期して主人公の心情を表現し
ているパート。最高です!
ファッション:バブル期の日本が舞台なので
けばけばしく今見るとダサいファッションが出て
くる中、主人公のルーシーは2020年現在に着て
いてもオシャレな感じ。シンプルで落ち着いた色
使い、トレンドを取り入れないノームコア的。

【感想】
事前情報から想像するより全然イイ作品でした。
調べてみるとキャストを始め、盤石な制作体制。

監督のWash Westmorelandは、30年前に日本
での留学経験があり、
日本に来た外国人が感じる感覚を表現した。
との事。個人的には、彼が監督を務めた
『アリスのままで』(主演:ジュリアン・ムーア)
でも感じた美しい映像で表現する人だと再確認。

主演のAlicia Vikanderさんは、綺麗な女優さん
だと思ったら、『リリーのすべて』『コードネー
ム U.N.C.L.E.』『ジェイソン・ボーン』『トゥー
ムレイダー ファースト・ミッション』等に出演
する実力者。対する彼氏役の小林直己さんは、
お恥ずかしながらモデルさんかと思いきや
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
のリーダーだし、恋敵役のRiley Keoughさんは
Elvis Presleyのお孫さんで『Mad Max 怒りの
デスロード』にも出演。

音楽担当のAtticus Rossは、Nine Inch Nailsの
メンバーであり、フロントマンのTrent Reznor
と共に手掛けた『ソーシャル・ネットワーク』で
アカデミー賞を受賞している。

実力がある人達が集まると良い作品ってうまれる
んだなぁとしみじみ思いました。
同時に、海外と日本とでは映像センスにまだまだ
差がある感じもしてしまいました。
同じ日本が舞台がでも撮る人が撮ると心に響く、
芸術作品になるのですから。
決して明るくはありませんので、
日本人として考えさせられる作品です。
よかったらチェックしてみて下さい。

一期一曲

今回は映画『アースクウェイク バード』の
主題歌『Shine On』をピックアップ。
実験的なロックサウンドに、英語と日本語を
ミックスした歌詞で不気味な雰囲気を醸し出す。
歌っているのは、アメリカのインディロック
・バンドDeerhoofのBa/Vo Satomi Matsuzaki。
「死」を彷彿させるこの作品にピッタリの儚く
も美しい世界観が表現されている気がします。