“Rush”と言うバンドをご存じですか?
Geddy Lee (bass, vocals, keyboards),
Alex Lifeson (guitars),
Neil Peart (drums, percussion)からなる
カナダ出身の3人組で1968年~2018年まで活動。
本国カナダでの人気は勿論、2013年にはロック
の殿堂入りも果たした世界的なバンドです。

ロックはロックでもプログレッシブロックに
カテゴライズされる彼ら。日本での知名度は
それ程高くは無いかもしれません。
ただ、彼らのサウンドは何か壮大な映像を見て
いるような唯一無二の世界観を持っています。
僕自身、彼らのサウンドに出会ったのは大学生
の頃。中古CDショップでたまたま買った1枚が
1987年にリリースされていた『Hold Your Fire』
と言うアルバムで、始めはヴォーカルの高い声が
少し苦手でしたが何度も何度も繰り返し聞いてい
る内に虜になってしまいました。

なぜ急にそんな思い出話をしているかと言いま
すと、先日そのRushのドラマーNeil Peartの
訃報が入ってきたからです。死因は脳腫瘍。
3年半にわたる闘病の末、67歳でこの世を去っ
たとの事です。
そんなNeil さんは、「ドラマーの中のドラマー」
なんて言う人がいるほどの名ドラマー。

Rushには1974年から参加。2ndアルバムの
『Fly By Night』(1975年)以降、すべての
アルバムで演奏しています。
また、ドラマーとしてだけでなく作詞家として
もバンドに貢献。初期のRushはハードロック・
サウンドがメインでしたが、彼が作詞を担当す
る様になりSF、ファンタジー、哲学的な要素の
強い歌詞の世界観をバンド・サウンドでも追及
しはじめ、シンセサイザーを駆使した
プログレッシブ・ロックへと変っていきます。

そんな才能豊かなNeilさん。
プライベートは波乱に満ちていて1997年に娘を
交通事故で、翌98年に妻を癌で失います。
バンド活動への意欲もなくなり、1998年にバン
ドは活動を休止。2001年に復活し、2015年に
デビュー40周年記念ツアー「R40」を開催。
これが最後のライヴ・ツアーとなりました。

Neil Peartさんのご冥福をお祈りすると同時に、
彼が残した素晴らしい作品を一人でも多くの
人に知って頂けると嬉しいです。

一期一曲

今回は、Rushの中で一般的に人気の高い曲では
ありませんが、個人的には大学生時代から
いまだに心底イイ曲だと思っているナンバー
『High Water』をピックアップします。
哲学的な歌詞と全体的に透き通る様なサウンド、
静と動がとても上手く表現されていて、
Rushの中で1番好きな曲。
改めて聞き直すとベースもギターも歌も
素晴らしいのですが、ドラムがヤバイ!
好き嫌いはあると思いますが、
良かったら聞いてみて下さい。