名著と呼ばれるモノはそれだけの理
由があります。その価値を確かめる
為にも、一度は読んでおきたいです
よね。そんな思いから手にしたのが
この本「人を動かす」。

本『人を動かす』

著者はアメリカで成人教育、人間関
係研究の先駆者で、話術ならびに人
間関係の新分野を開拓したデール・
カーネギーさん。本書は、心理学書
や哲学書を始め人間関係に関連する
書物をかたっぱしから調べ、ポイン
トを抽出し15年にわたる彼の指導現
場で使われていた教材をベースに生
み出されたモノ。因みに、カーネギ
ーさんは、昭和28年の夏に関西をお
とずれ、京都を見物しており、その
際、「日本で一番印象の深かったも
のは?」という質問に「それは日本
人です」と言い残しています。 

【内容】
人が生きていく上で身につけるべき
人間関係の原則を、長年にわたり丹
念に集めた実話と、実践で磨き上げ
た事例を交え説得力豊かに説き起こ
す。深い人間洞察とヒューマニズム
を根底に据え、人に好かれて人の心
を突き動かすための行動と自己変革
を促す感動の書。1936年の初版刊行
以来、時代に合わなくなった部分を
改良するなど、折々に改訂が施され
てきた現行の公式版。あらゆる自己
啓発書の原点となった不朽の名著。

【感想】
読み終わって先ず思ったことは、
なんか元気貰ったなぁ、でした。
人間関係を良くするための手引き
書なので、社会経験を積んでいれ
ば当たり前の事が多い。ただ、実
際に人間関係で悩んでいる人達が
問題を克服していくエピソードは
読むだけでも愉快で、解決策をよ
り深く理解できます。

さらに、名言がそこら中に散りばめ
られている。例えば、
「ものごとには、本来、善悪はない
。ただ、われわれの考え方いかんで
善と悪が分かれる。」

by シェークスピア
とか
「憎しみは、憎しみをもってしては
永遠に消えない。愛をもってしては
じめて消える。」

by お釈迦様 などなど

基本的に「人を動かす原則」「人に
好かれる原則」「人を説得する原則
」「人を変える原則」の4章に付録
として「幸福な家庭をつくる原則」
が加わって構成されています。どの
章を読んでも気分を害される出来事
に対して自分がどのように対応すれ
ば改善されるかを示されているので
、すぐに取り入れてみたくなるし、
なんか上手く行きそうな気もしてく
る所が、なんともいぃ~んです。

僕の場合は、お恥ずかしい話、全体
的に改善の余地がありますが、特に
「説得する」の章で書かれた内容は
刺さりました。仕事に自信を持って
取り組んでいると、どうしても自分
の正当性を主張したくなる場面があ
ります。しかし、この章では“議論
に勝つ唯一の方法として議論を避け
る”であったり “相手の意見に敬意を
払い、誤りを指摘しない。”と言っ
た自分を抑える事での絶大な効果に
ついて思いしらされました。自分の
過去の度重なる失敗にも納得です。

考えてみれば、40歳を過ぎそろそろ
大人の余裕が欲しは思っていたけれ
ど、では具体的にどうすれば良いか
は曖昧としていました。しかし、偶
然 出会ったこの本にはその具体策が
書いてあるではありませんか。人間
関係において、相手に嫌な思いをさ
せない思考法と対応力、そしてその
事で得られる効果が。

邦訳されて500万部突破の歴史的ベ
ストセラーであり、時代を超えて読
み継がれる不朽の名著、なんて言わ
れていますが、その評判に偽りはあ
りません。そして、なにより読み易
い。きっとより多くの人がこの本を
読めば、世の中はもっと優しくなる
でしょう。
気になった方は、是非一度読んでみ
て下さい。

一期一曲

今回は、隠れた名曲をピックアップ
します。アメリカのロック・バンド
Dave Matthews Band。ロックに
フォーク、ジャズ、ファンク等の要
素をミックスしたサウンドで、グラ
ミー賞の受賞を始め世界的に評価さ
れています。ただ、日本では通好み
のミュージシャンと言った印象。
そんなDave Matthews Bandが2009
年にリリースしたアルバム「Big
Whiskey & the GrooGrux King」
に収録されている『Funny The
Way It Is』は様々な人を比較する事
で “人生の不思議さ”を歌った1曲。

考えてみると、飢えに苦しむ人もい
れば外食を楽しむ人もいる。16キロ
の道のりを歩いて学校に通う子供も
いれば、退学する学生もいる。正し
いとか正しくないとかではない。
でもなんか面白くない。


果たして自分の生き様なんだろう?
と考えさせられたりもします。