久々にガッツリしたビジネス書を
読みました。

時代に置いていかれない為にも、
知っておいた方が良い内容をまとめ
てみます。

本『プラットフォーム
レボリューション』

2018年8月に日本で出版された本
『プラットフォーム・レボリューシ
ョン』は、既に世界10カ国でベスト
セラーになっている1冊。アメリカで
2016年に出版されています。
サブタイトルは、「未知の巨大なラ
イバルとの競争に勝つために」。
正直に言いますと、帯の
2020年代を予見する!
最重要戦略書
という言葉に釣られたんです。(笑)

【内容】
ここ最近よく耳にする『プラット
フォーム』と言う言葉。GAFAを
始め21世紀のビジネスモデルの主
流になりつつあります。そんなプ
ラットフォーム・ビジネスについ
てどんな仕組みで、どうやって収
益化しているのかを解説。G20サ
ミットでの講演を始め、世界の主
要大学でプラットフォームについ
て教え、世界中のビジネス・クラ
イアントと共同でプラットフォー
戦略の実践に取り組んでいる著者
ならではの豊富な具体例と問題点
など読み応え満点。今後、日本の
ビジネスモデルがどの様に変って
いくのかヒントをくれる1冊です。

【プラットフォーム・ビジネス】

世の中には、一部の情報を持ってい
る人と、大多数の情報を持っていな
い人がいます。
経済理論によると、公正で効率的な
市場では、すべての参加者が製品、
サービス、価格といった重要な変数
に関する情報に、平等にアクセスで
きる状態が必要とされています。し
かし、多くの伝統的市場では、一部
の参加者が他の人よりも、はるかに
アクセスしやすい状況にありました。
当然、情報を持つ量によって儲けは
随分違います。
情報を必要としている人が気軽に情
報を共有できる「枠組み」の事をプ
ラットフォームと言い、この枠組み
をサービスとしてお金を生み出す仕
組にしたのがプラットフォーム・ビ
ジネスです。また、そうしたサービ
スを提供している企業の事をプラッ
トフォーマーとも呼んでいます。

例えば、アメリカの配車アプリ『ウ
ーバー』は、低価格でより早く目的
地へと移動したいユーザーと、空き
時間や休日に自分の車を使って乗客
を乗せてお金を稼ぎたいというユー
ザーをマッチングさせて、その手数
料を受け取る。位置情報と移動コス
ト情報を簡単に共有できるプラット
フォームが「ウーバー」と言うアプ
リなんです。
つまり、プラットフォーマーは、交
換される財が何であれ、どの企業も
生産者と消費者をマッチングさせ、
両者の関わりを促進するために存在
するのです。

【プラットフォーマーが儲かる訳】

では、配車サービスで「タクシー」
と「ウーバー」を比較してみましょ
う。タクシー会社は、車を所有し運
転手を雇って利用者にサービスを提
供しています。対してウーバーは、
車は所有せず運転手も雇わない。た
だ、情報を円滑に共有できるサービ
スを提供しているだけ。こう見ます
と、タクシーとウーバーどちらがコ
ストがかかるか分かりますよね。ウ
ーバーの様なプラットフォーマーは
開発費など別にすればコストが殆ど
かからない。その為、既存のサービ
スよりもコストが低い分儲かる可能
性も高いのです。

【GAFAの仕組み】
次に、プラットフォーマーとして注
目を集めるGAFAを分析してみます。

Google・・・情報の提供者と情
報を探している人をマッチングさせ
る検索エンジンを提供。集客した人
たちに向けてアピールする広告を枠
を販売して利益を得る。

Apple・・・MacやiPhoneと言
った製品にApple独自の情報を操作
技術OS(Operating System)を提供。
新たなサービスの生産者と消費者を
結んで利益を得る。

Facebook・・・人と人との交流
を手助け・促進するいわゆるSNSサ
ービスを提供。集客した人たちに向
けた広告を枠を販売することで利益
を得る。

Amazon・・・モノを売りたい人
と買いたい人をネット上でマッチン
グさせるオンライン通販サービスを
展開することで手数料で利益を得る
。Amazonプライムなど継続課金(サ
ブスクリプション)にも強い。

といずれもプラットフォーム・ビジ
ネスを展開していますが、稼ぎ方は
様々。ただ、世界規模の利用者がい
るので圧倒的に富が集中しているの
です。

【気になるサービス】
今後、さらなる分野にプラットフォ
ーム・ビジネスは広がっていくのは
間違いなさそうですが、中でも教育
プラットフォームを構築する動きは
かなり進んでいる様です。

ハーバード大学、プリストン大学、
スタンフォード大学など多くの大学
は、企業と協力しながら、「大規模
オープン・オンライン講座」と言う
形で、一部の最も人気のあるクラス
のオンライン版を提供しています。
プラットフォームの技術によって、
世界のどこからでもインターネット
にアクセスすれば最も優秀な教員が
教える講座に、何十万人もの学生が
同時に、最小コストで出席する事が
できる。日本にいながら、ハーバー
ド大学の学位に匹敵するモノが最小
コストで取得出来る様になるのも時
間の問題だと思われています。

と言う事は・・・
日本の受験制度など教育自体も大き
な変化をもたらす可能性は極めて
高いでしょう。

【今後の日本】
新型コロナウィルスで世界中が混乱
している現在。日本でも医療系のプ
ラットフォーム・ビジネスに注目が
集まり始めています。
例えば、遠隔診療サービスなんかも
その一つ。新型コロナウィルスは飛
沫感染(くしゃみ、咳、つば などか
ら)と接触感染の2つが考えられて
いますので、オンライン上で診察を
受けられれば感染リスクも減ります。
既に、自分の健康情報(検査データや
投薬情報etc)が共有でき医師と患者
をマッチングさせるプラットフォー
ム・ビジネスもはじまっています。

ただ、アメリカに比べて日本のプラ
ットフォーム・ビジネスはスタート
ラインに立ったばかりと言う印象。
今後、アメリカでビジネスとして確
立されているものを日本流にアレン
ジしてスタートするのは容易に想像
できます。逆に、日本初のプラット
フォーム・ビジネスも立ち上げてい
かないと日本の財産が外国に吸い上
げられてられてしまう危険性もある
ります。
そんな事にならない為にも、アンテ
ナを張って知識を増やしていく必要
があるでしょう。

特に、一攫千金を狙ってプラットフ
ォーム・ビジネスを考えている人に
は、本書はお勧めです。

一期一曲

今回は新たなビジネス・チャンスの
本でしたので『Chances』と言う曲
を。アメリカのSSW(SingerSong-
Writer)Vladimir John OndrasikIII
ことFive For Fightingが2009年に
発表。優しいピアノとキャッチーな
歌をメインにしたソフトロックソン
グ。

“Chances are only what we
make them and all I need”

チャンスは僕らにしか作れないモノ
そして僕にとって何より必要なモノ


爽やかで元気をくれる1曲です。