お金は大切。
でも経済はよく分からない。
そう思っている方、多いのではないでしょうか。(僕もそうです)
そんな皆さんにお勧めの1冊をご紹介します。

『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、
とんでもなくわかりやすい 経済の話』

最近、本屋さんに行く度に気になっていた本をやっと読み終えました。
それがこの『父が娘に語る 経済の話』。
経済の本を幾つか読んできましたが正直 難しい、
でも“経済”の事をもっと知りたい、
そんな思いでこの本を手に取ったのです。

著者はギリシャ経済危機の際に財務大臣を務めた
アテネ出身の経済学者ヤニス・バルファキスさん。
経済学者のお父さんが、10代の娘さんに向けて書かれたモノ。
分かり易く興味の沸く工夫が散りばめられている為、
読みやすかったです。

1万年以上前の時代に遡り、
物々交換で市場らしきものが生まれる
(市場=単なる交換できる場所)

農耕が始まり食べ物などが蓄え(余剰)られる様になる
(この余剰が生まれる事で経済が発生)

貝殻をお金の様に利用、やがて通貨が生まれ

商品を生み出す「資本財(原材料・機械など)」
「空間(商売する場所)」「労働者」
それぞれに値段が付き資本主義がスタート

そして銀行が生まれ金融システムの誕生

ここではザクっりとしか書けませんが、
本書では“経済”の歴史を
その時代その時代の具体的な出来事に照らし合わせて
丁寧に説明されています。

また、「なぜ格差が生まれるのか」や「なぜ銀行は損をしないのか」など
様々ななぜにも答えてくれています。
中でも、現在の“お金至上主義”と言いますか“資本主義”の限界に対する
解決策もちゃんと提示されているのが素晴らしい。
土地、原料、機械を支配し、規制に反対している
ほんの一握りの権力者に対して我々はどう立ち向かえば良いのか?
企業や市場をコントロール出来るのは政府だけ。
ただし、その政府を生み出す民主主義は不完全で腐敗しやすい。
では、今後この民主主義をどう育てていくのか
読者がそれぞれ考えさせられます。

個人的には、政治に興味を持ち
経済についてしっかりと意見が言える成熟した民主主義国に
日本がなって欲しいですし、
その為にもまずは自分が頑張らなければいけない
と勝手な使命感を抱きました。

そんな勝手な使命感はいいとして、
小説に近い感覚で読める珍しい経済本なので
良かったらチェックしてみて下さい。

一期一曲

アメリカのラッパーでシンガーソングライターのLunchMoney Lewis。
明るさと笑える感じの楽曲で個人的にもお気に入りのラッパーです。
そんな彼の代表曲『Bills』は、
支払いに追われ働きバチの様に働く日々をユーモアたっぷりに歌っています。