中学生の自分に読ませたい1冊に
出会いました。
2020年2月19日に出版された
『13歳からのアート思考』です。
今回はこの本を紹介します。

著者は、中学・高校で美術を教え
ご自身もアーティスト活動をして
いる末永幸歩さん

美術(図工)は、小学校から中学校
に上がる段階で最も人気が下がる
科目なんだそうです。
その理由は、絵を書いたりものを
作ったりする「技術」と、過去に
生み出された芸術作品についての
「知識」に重点を置いた授業方針
にある様です。
この方針では、個人の創造性を育
むどころか奪ってしまいます。

ピカソは言いました。
全ての子供はアーティストである

どうすれば、大人になっても
アーティストのままでいられるか?
私たちは「自分だけのものの見方
・考え方」を喪失していることに
気づいてすらいない。
この問題意識から書かれた本なの
です。

【内容】
13歳に戻って思考OSを
アップデート。
ピカソ ~ ウォーホールまで
6回の授業で、様々な作品と向き
合い“観察力” + “思考力”を磨く。
『自分だけの答え』の見つけ方を
アートが教えてくれる。

【感想】
文章は簡潔で文字数少なめ、
更にアートの写真が豊富。
面白くて、あっと言う間に
読み終わってしまいます。

今まで絵を観た時は、
実物通りに書けているか?
自分はその絵が好きか?
そして最後に、作品の解説を見て
答え合わせしておしまいでした。

考えてみたら“絵画の見方”なんて
学校で教わった記憶がありません。
日本の学校教育では、
「正解を見つける力」は磨けても
「答えをつくる力」は磨けません。
でも、社会に出ると気付くんです
よね。「答えをつくる力」の大切
さ、そしてその難しさに。

そもそもこの本で書かれている
アーティストの様に考える”とは
1.「自分だけのものの見方」
で世界を見つめ
2.「自分なりの答え」を生み出し、
3.それによって
「新たな問い」を生み出す
と言う事。

特に、「成程!」
と思わされた箇所は、
音楽の鑑賞においては、多くの人
がごく自然に「作品とのやりとり
」をしている。絵画においても、
それを行う必要がある。
つまり、作品を観て疑問に思った
り感じた事を脳内で言語化する
=アウトプット鑑賞の実践です。

このテクニックをベースに、
美術鑑賞のコツやトリビアが満載。

読み終えた時に、
これがアートだというようなも
のは、ほんとうは存在しない。
ただアーティスト達がいるだけ。

と言う一文が胸に刺さります。

先生によってその教科が好きにな
ったり嫌いになったりする事は、
往々にしてありますよね。
この先生から美術を学んだ生徒の
多くは、美術が好きになった事で
しょう。

『Liberty city』by Jaco Pastorius

今回は、米Jazz ベーシスト
Jaco Pastoriusをピックアップ。
その革新的なプレイスタイルで
ベースの可能性を広げたと言われ
ています。
そんなJacoが1981年にリリースし
た2ndソロ・アルバム
「Word of Mouth」から
名曲『Liberty City』を。